乳歯は虫歯になりやすい上、進行も早いです。生えてきたばかりの乳歯は、実はまだ完全にできあがっているわけではありません。
歯の表面のエナメル質が、充分にできていないのです。
乳歯は、何年もかけてカルシウムやリンをとり入れ、徐々にエナメル質を強くしていきます。
例えて言えば、骨組みはできたけど、防火や地震対策がされていない家のようなもの。
少しの虫歯菌に、あっという間に負けてしまいます。
また、乳歯は、永久歯に比べてエナメル質や中の象牙質の層が薄いので、虫歯になると、すぐに神経まで侵されてしまいます。
生え変わるからと乳歯のむし歯を放置すると次に生えてくる永久歯に影響を及ぼします。
当院では、お子様にも充分に理解してもらってから治療に入ります。
健康な永久歯のために大切にしたい乳歯
~どうせ生え変わるなんて考えていませんか?~
子供の虫歯は、「ミュータンスケンサ菌」という細菌に感染することによって起こります。
このミュータンスケンサ菌は、生まれたての赤ちゃんはだれも持っていません。
では、どのようにこの菌に感染するかというと、母親の口の中にいるミュータンスケンサ菌が、唾液を介して感染するのです。
口移しでものを食べさせたり、同じスプーンを使うなどで、簡単に感染してしまいます。
感染時期は、1 歳7ヶ月~2 歳7ヶ月くらいの間といわれているので、この時期はとくに注意しましょう。
感染したミュータンスケンサ菌は、口の中にもともといた常在菌と歯の表面の縄張り争いをし、このとき常在菌が勝てば、その後もミュータンスケンサ菌に感染する可能性が低いとされています。
逆にミュータンスケンサ菌が勝った場合は、この菌が「非水溶性グルカン」と非常にベットリとした物質をもとにした歯垢をつくり、その中で次々に酸をつくり歯を溶かしていき虫歯となります。
母子感染を極力防ぐには、まず、母親のミュータンス菌を減らすことが大切です。
感染の危険がある期間は、口の中の管理をしっかりとしましょう。
一滴の唾液でもミュータンス菌は感染します。感染期間中は、口移しや食事中に同じスプーンを使うことを避けましょう。もちろん父親や祖父母の方も気をつけてください。
生後6ヶ月ころから、赤ちゃんの乳歯がだんだんと生えてきます。
乳歯は上の歯が10 本と下の歯が10 本の計20 本で2 歳半から3 歳ごろにかけて、ゆっくりと時間をかけながら、全部の歯が生えそろいます。
人によっては多少順番が違ったり、時期がずれたりすることがありますが、プラスマイナス半年程度ならとくに心配する必要はありません。
当院では、お子様にも充分に理解してもらってから治療に入ります。
泣いたり暴れたりしたまま治療すると、子供自身が苦しいですし、正確な治療はできません。
そして、その後の来院時にも泣いてしまい治療させてくれません。
したがって、多くの場合その後の治療をスムーズに行えるようにするため、
椅子に座る練習、器具見せ、歯ブラシ練習から始まり、徐々にお口の中の処置が行えるようにしていきますので、
他の歯科医院に比べ治療期間が長くなる傾向にありますが、どうぞご了承ください。
※年齢が非常に小さい場合、緊急を要する場合、保護者の方がお急ぎの場合は例外です。
歯医者に行く当日、子どもはとても緊張しています。ですから、お母さんが「全然平気」とういうような雰囲気でリラックスすることがとても大切です。お母さんが緊張していると、子どもにまでそれが伝わってしまいます。
また、治療が終わった後に「痛くなかった?」と子どもに聞くのも禁句です。「痛くない」は「痛い」と同じ意味です。
せっかく治療中我慢できていた子どももこれで泣きだしてしまうこともあります。
治療後に家に帰ったら、家族みんなで褒めてあげましょう。そうすることによって子どもの自信につながり、治療に対する意欲がわくだけでなく、子どもの精神的成長にもつながります。
また、診療台に座れなかった、泣き叫んで治療ができなかったなどの子どもはそのことを叱るのではなく、少しでも歯医者さんの雰囲気に慣れるように家で練習しましょう。
まずは、お母さんのひざの横になる練習から。横になって3 つ数えたら褒めてあげる。だんだんと数を増やしていき、今度はお口をア~ンと開ける練習をしましょう。
お昼休み 13:00~14:30 土曜13:00~14:00
受付可能時間 診療終了30分前。但し、初診は診療終了60分前。
休診日 水曜・日曜・祝日 ※祝日の含む週は水曜診療いたします。
ご予約の方優先となっております。
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